
今のような食生活では痩せることは難しいでしょうか?
カロリーが多いことはわかっています。
どのような点に気をつければいいですか?
こんな方におすすめ
- コンビニのパンが大好きな人
- 油っぽい食事をなかなかヤメられない人
- コンビニのパンで太ってしまった人
- ダイエット中にパンを食べるときの注意するポイントは?
このような悩みに答えていきます。
コンビニのパンに依存していた危険な過去を告白します
今でこそ、『食物繊維王』なんて偉そうなネーミングを付けていますが、僕は大食いで炭水化物大好き、満腹になるのが何よりの幸せという人間です。
なので、運動をしていた学生の頃の食習慣がしばらく抜けませんでした。
社会人になると、健康診断で【中性脂肪とコレステロールの異常】を指摘されるようになりました。
完全に生活習慣病です。
原因について考えると、特に酷かったのがコンビニのパンの食べすぎです。
仕事ではノルマを課せられてストレスと向き合う毎日。
そして、長時間の労働。
飲食店の店長時代は毎日15時間以上は働いていました。
帰り道はふらふらになりながら、1日頑張った自分へのご褒美にコンビニのパンを大量に買うようになりました。
ストレス解消もありますが、食べる行為が生きていることを実感する瞬間だったのです。
カラダに良くないとはわかっていながら、1回に4~5個のパンを買っていました。
食欲に負けてしまい、表示されているカロリーを無視してまで食べていたぐらいです。
この記事では、僕がよく食べていた3個のパンを紹介します。
そして、当時、どのような栄養状態だったのかを解説していきます。

僕はこの3種類のパンをよく食べていました。
おそらく、みなさんの中にも『安くてお腹がいっぱいになる』という理由で、コンビニのパンを買っている人はいるんじゃないでしょうか?
では、この商品から、
どれぐらいのカロリーを摂取していたのか?
どれぐらいカラダに負担をかけていたのか?
を紹介していきます。
こんな自堕落な体験談を持つ管理人のkiiioですが、実は栄養士の資格を持っています。
そして、フィットネスのトレーナーをしていたこともあります。
昔はベンチプレスを100kg以上挙げるような、ゴリゴリのフィットネス野郎でした。
こんな健康の2トップのような仕事をしていたにもかかわらず、飲食での独立を目指してからストレスに負けるようになりました。
カラダのプロが、ありえないような食生活を選ぶようになります。
もしかしたら、『意志が弱い』と言われるかもしれません。
その通りです。
ですが、現代は競争の連続でストレスが溜まりやすい社会です。
僕のように食べることでストレスを解消しようとする人も少なくないのではないでしょうか?
自分をフォローしているわけではありませんが、ちょっとしたキッカケで誰もが太る可能性を持っているということを知ってもらえたらと思います。
もし、同じような食生活をしている人がいたら、踏み止まる機会になれば有難いです。
コク旨仕立てのシーチキンマヨネーズ

マヨラーではありませんが、コンビニ行くとマヨネーズを使ったパンを1つは選んでいました。
ツナマヨネーズがないときはコーンマヨネーズを代わり買っていましたね。

これが、ツナマヨネーズの気になる栄養成分です。
カロリー:313kcal 脂質:17.6g 炭水化物:31.2g
1個の栄養成分を見ると『ちょっと脂質が多めかな?』ぐらいの感覚だと思います。
ですが、パンが好きな人は1個では満足しませんよね?
おにぎりと比較すると、おにぎりは1個のカロリーは200kcal前後、脂質は5g以下です。
惣菜パンのカロリーと脂質の高さがわかると思います。
【食品添加物】

では、ツナマヨネーズの食品添加物にどのようなものが入っているのでしょうか?
ツナマヨネーズの食品添加物
多い順に
①乳化剤
②調味料(アミノ酸等)
③甘味料(トレハロース)
④酢酸Na
⑤増粘多糖類
⑥香料
⑦ビタミンC
⑧香辛料抽出物
⑨酸化防止剤(ビタミンE)
⑩着色料(カロチン、クチナシ)
⑪その他(一部に卵・小麦・乳成分・オレンジ・大豆・ゼラチンを含む)
1個のパンにザッと11種類の食品添加物が使用されています。
ここでは、個別の添加物については説明しませんので、気になる場合はgoogle先生に聞いてみてください(笑)
市販のパンというのは、これだけの添加物を入れた上であの味、香り、食感、賞味期限を維持しているということを知っておくといいと思います。
ビーフの旨みカレーパン

僕はカレーが大好物です。それは今も変わりません。
もし、あなたがカレーが好きなら、脂質が多いことは知っていると思います。
そして、パン粉がついたものを揚げると一気に脂質が上昇します。
衣のパン粉が油分を吸収するからです。

では、カレーパンの気になる栄養成分です。
カロリー:404kcal 脂質:23.8g 炭水化物:39.1g
このカレーパン1個で、おにぎり2個分のカロリー、5個分の脂質と考えれば、どれだけ消化に負担がかかる食べ物かがわかるのではないでしょうか?
食物繊維はほとんど含まれていませんので、血糖値の上昇も激しくなります。
僕の当時の腸内環境は最悪だったと思います。
しかも、食べていたパンの個数はこれだけではないのですから、太らないわけがありません。
【食品添加物】

カレーパンの食品添加物はどうでしょうか?
カレーパンの食品添加物
添加物が多い順に
①加工デンプン
②カラメル色素
③調味料(アミノ酸)
④グリシン
⑤乳化剤
⑥膨張剤
⑦酢酸Na
⑧増粘剤(増粘多糖類、メチルセルロース)
⑨イーストフード
⑩酸化防止剤(V.E)
⑪キシロース
⑫グリセリンエステル
⑬V.C
⑭その他(一部に乳成分・卵・小麦・牛肉・大豆・とり肉・豚肉・りんごを含む)
全部で14種類の食品添加物が入っています。
カレーパン1個で14種類の添加物を食べています。
食品添加物に詳しい人が見たら卒倒するレベルです!!
複雑な味や香りや食感を作り出そうとすればするほど、添加物の量は増えることになります。
参考
ちなみに、【内閣府 食品安全委員会】と検索すると個別の食品添加物のリスクについての検証結果が公表されていますので、興味のある方はどうぞ。
『市販のカレーパンを一定期間食べ続けるとどのような影響が出るか』については不明です。
14種類の添加物が同時に体内に入ったときの臨床実験というのは存在しません。
ということは、あなた自身がどのように判断するかなのです。
香るバターのサックリメロンパン

メロンパンです。
僕はメロンパンの周りのサクサクした甘い部分が大好物でした。
それを食事の最後に食べるのが至福のひとときだったぐらいです。
メロンパンの気になる栄養成分です。
カロリー322kcal 脂質:13.4g 炭水化物:43.1g
メロンパンは、生地にバターや砂糖を混ぜて、さらにバターや砂糖の生地で包んで焼いています。
脂質や糖質が高くなるのもうなずけます。
工場で作られるパンは、原材料にショートニングやファットスプレッドが含まれるので、トランス脂肪酸が多く含まれています。
ショートニングとファットスプレッドの配合割合は不明ですが、5~10%のトランス脂肪酸が含まれているはずです。
1個のメロンパンで1g程度のトランス脂肪酸を摂取していると思って間違いありません。
WHO(世界保健機構)やFAO(国連食糧農業機関)では、『1日の総摂取カロリーの1%未満にしないと心疾患のリスクが高まる』と言っています。
僕がパンばかり食べていたときは、恐らく1回の食事で4~5g程度はトランス脂肪酸を摂取していたことになります。
つまり、成人男性の1日の摂取カロリーの1%を余裕でオーバーするトランス脂肪酸を何年も摂取していました。
『中食(コンビニ)や外食(飲食店)の多用による高脂質の食生活が心疾患を招く恐れがある』と厚生労働省のホームページでも記載されています。
ほとんどの人は厚生労働省のホームページをチェックすることはないはずです。
でも、公的な機関が『ちゃんとお知らせしてますよ。食べ過ぎて病気になっても知らないですよ。』と警告してるわけです。
【食品添加物】

最後にメロンパンの食品添加物についてです。
メロンパンの食品添加物
添加物が多い順に
①乳化剤
②糊料(増粘多糖類)
③膨張剤
④カロテノイド色素
⑤イーストフード
⑥塩化マグネシウム含有物
⑦V.C
⑧その他(一部に乳成分・卵・小麦・大豆を含む)
シンプルな材料で作られたメロンパンでも8種類の食品添加物が含まれています。
ここで、3個のパンに含まれていた食品添加物の種類をまとめます。
3個のパンに入っていた食品添加物
①乳化剤 ②調味料(アミノ酸等) ③甘味料(トレハロース) ④酢酸Na ⑤増粘多糖類 ⑥増粘剤(増粘多糖類、メチルセルロース) ⑦糊料(増粘多糖類) ⑧香料 ⑨香辛料抽出物 ⑩ビタミンC ⑪酸化防止剤(ビタミンE) ⑫着色料(カロチン、クチナシ) ⑬カラメル色素 ⑭カロテノイド色素 ⑮加工デンプン ⑯グリシン ⑰膨張剤 ⑱イーストフード ⑲キシロース ⑳グリセリンエステル 21塩化マグネシウム含有物 22その他(一部に卵・小麦・乳成分・オレンジ・大豆・ゼラチンを含む)
同じものは除外しましたが、合計で22種類の食品添加物が入っていました。
何気なく買って食べている3個のパンに22種類も食品添加物が入っていたんです。
僕はコンビニ中心の食生活を仕事のストレスが強くなってから5年以上は続けていたと思います。
毎日の仕事に必死で食生活のことを振り返りもしませんでした。
まとめ
今回は『コンビニのパンに依存していた危険な過去を告白します』というテーマで解説してきました。
ここで、3種類のパンをまとめた栄養のデータを紹介します。
これは、僕が毎回買って食べていた定番の3個のパンですね。

こちらが、1食分のデータです。
シーチキンマヨネーズ | カレーパン | メロンパン | 総量 | |
カロリー(kcal) | 313 | 404 | 322 | 1039 |
たんぱく質(g) | 7.4 | 8.3 | 7.3 | 23.0 |
脂質(g) | 17.6 | 23.8 | 13.4 | 54.8 |
炭水化物(g) | 31.2 | 39.1 | 43.1 | 113.4 |
食塩相当量(g) | 1.2 | 1.4 | 0.4 | 3.0 |
このデータを見てみると、
●1食のカロリーが 1000kcalオーバー。
●脂質が 54.8g
●炭水化物が 113.4g
実際は4~5個のパンを食べていたわけですから、平均でこのデータの1.5倍ぐらいになっていたはずです。
すると、
●カロリーが 1500kcal
●脂質が 82.2g
●炭水化物が 170.1g
さらに、毎回、コーヒー牛乳の500mlを飲んでいました。
ハッキリ言って狂ってます。
これで1食分ですよ!!
当時は若さで乗り切っていましたが、いつもお腹が張っていましたし、今、思えば体臭や便の匂いもひどかったはずです。
これは、酸化した油の影響が大きいと考えています。
1日に100g以上は飽和脂肪酸を摂取していたはずですから、そうなるのは当然です。
カラダの変化としては、社会人になる前は63kgほどが標準体重でした。
ですが、ストレスからコンビニのパンを食べることが習慣になって、5年ほどで78kgまで増えています。
毎日、15時間以上も立ち仕事をしていて、
5年で+15kgです。
今は特別な運動などはしていませんが、67kgで落ち着いています。
冬場になると頭皮がかゆくなりやすかったり、乾燥して夜中に肌を掻いてしまったり。
髪の毛が抜けやすかったり、疲れやすかったり、偏頭痛が出たり。
栄養不足はもちろん、今思えば、食品添加物の摂り過ぎもあると思っています。
僕が、このような食事をヤメた決め手になったのは、心臓が苦しくなることが何日も続いてからです。
心疾患の前兆だったのかもしれません。
このような経験から、食生活の改善や独自で栄養学を学びなおしました。(栄養士ですが・・・)
突き詰めていく中で、腸内環境を整えることが最善の健康法だと確信するようになりました。
それが、食物繊維にこだわる理由になっています。
では、今回の記事をおさらいをしていきましょう。
まとめ
-
コンビニのパンに依存していた危険な過去を公開します
社会人になってストレスを抱えるようになってからコンビニのパンを頻繁に食べるようになった。
その結果、健康診断で生活習慣病の判定。
中性脂肪とコレステロールが異常値
-
コク旨仕立てのシーチキンマヨネーズ
カロリー:313kcal、脂質:17.6g、炭水化物:31.2g
食品添加物:11種類
-
ビーフの旨みカレーパン
カロリー:404kcal、脂質:23.8g、炭水化物:39.1g
食品添加物:14種類
-
香るバターのサックリメロンパン
カロリー322kcal、脂質:13.4g、炭水化物:43.1g
食品添加物:8種類
最終的にどのような食事をするかはあなたが判断することです。
特にコンビニのパンを否定しているわけではありません。
食べてもいいと思います。
ですが、冷静に考えて【過剰摂取をすればどのような結果になるか?】ということです。
コンビニは想像以上に私たちの身近にありますし、毎日、何品かは口にしている人もいるはずです。
まずは、あなた自身がリスクをコントロールできているかを考えてみて下さい。
僕のカラダに起きた変化を一つの例として参考にしてもらえたら、不摂生をしていた過去を公開した価値があったのかなと思います。
あなたが栄養バランスに自信がなければ、管理人kiiioが飲んでいるものを紹介しておきます。
食事の栄養不足を補うなら、これだけで十分ですよ。
参考まで。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。